バカも休み休み言ってもらいましょう。
なにが「愛してるっ!愛してるっ!愛してるっ!」だっ!
気持ち悪い、キモチワルイ、げぼげぼ???
普通、情熱の若い日々を思い出すと、胸が熱くなるものだ。
A氏は、良家のオボッチャマ、
荔枝角通渠そして秀才、お人柄は、いたって正常。
だが、悲しいかな、ダサかった。
この「ダサい」というクセモノ、どんなに努力しても天賦のセンスは、どうしようもない。
画家やデザイナーならとっくに廃業、職業転換を余儀なくされるところだが、
一般素人なので、どうってことはない。
だからといって野放図にしていると、
自覚のないダサさは、どんどん細胞分裂を繰り返し、増長していく。
良家のオボッチャマ、プラス、秀才、正常なお人柄、そして???次が、魔のブラックホール???
プラス、 増大し過ぎて、もはや抑える手だてのない、強烈なダサさを持ったモンスター。
その彼との、愛の日々(げげっげげっ、
天后通渠ああ、もうだめ、ゲボゲボ)が、ふとしたことで、蘇る。
街で、キモチワルイ、へんなカップルを見た瞬間に、デジャブする。
う、今も思い出すと、胃がむかつき、モドしそうになる。
別にそんな手痛い被害を受けたわけではない。
ただ、あの感性が、感覚が、???思い出すだけで???、うわぁ~、あぁ~~、うぅ~~、???
かなり、私には精神的ダメージが残っているようだ。
残るというか、張り付いていて、取れない。うわっっ。
平気な顔で付き合っていた私も、自分自身、相当キモチワルイ。
恋愛の「レ」の字もわかっていない、
高壓通渠なんの愛の交流もないのに
知りあって間もない二人なのに、なにひとつお互いわかっていないのに、
「愛してるっ!!」って、どこから来るコトバなんだろう???
びびっと来る直観は、「愛してる」が、正しいのか?
男女間の魔法のコトバ?
お年頃になって、心身ともに大人になって、熱病にうなされている?
それにしても、そのコトバを発するにも、似合う人と、似合わない人がいる。
グっとくる人に言われたら、とろけそうになるかも知れないけれど、
いかにも、「彼女いない歴=年齢」、みたいな人に、言われたら????
一方が熱くなって、そう発していても、その似合わないコトバを受ける方(私)も、
その時は、ちょっと可笑しかったけれど、そこまでキモチワルさを感じなかったようだ。
若くて経験不足なせいなのか、知らない間に、解毒剤か鎮痛剤でも服用していたのか、
今、考えると、かなりキモチワルイ。